| 1.テクニカルイラストレーションの定義 |
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テクニカルイラストレーションの範囲や定義には、特に定められたものがありません。
『テクニカルイラストレーション技能士試験』という国家検定試験があります。国が定めた130余りのものづくりのための技能を厚生労働省が認定しようと言うものです。
試験と言うからには、技能を推し量るのに、何の根拠も無い状態ではできません。
この 『テクニカルイラストレーション技能士試験』では、等測投影法という方法で、製品の製造に使用される紙図面を読み解いて、寸法に忠実にイラストを描いていきます。
いくらイラストがうまくても、リアルに描けても、等測投影法に則っていないイラストでは合格はできません。
この意味においては、狭義として「投影法とよばれる技法に基づいたイラスト」のみがテクニカルイラストレーションであると考えられます。
しかし、一般的(広義)には、機械や装置、建築物のイラストをテクニカルイラストレーションと呼ぶようです。
近年盛んになっている、3Dソフトを用いた、いわゆる”モデリング”されたもの、またはそれを元に2次元に変換したものまでテクニカルイラストと呼ぶようにもなってきています。
あくまでも私見ですが、この3Dソフトを用いてモデリングすると、出来たものは投影法に基づいたものになります。
しかし、作った人はあくまでも3Dのモデリングをしただけであって、テクニカルイラストレーターではないと思うのです。
また、ある見解では、例えば似顔絵なども技能が必要だから『テクニカルイラスト』であるというように書かれたホームページを拝見した事もあります。
しかし、そこまで広げてしまうと収拾がつかなくなってしまいますので、やはり『機械や装置、建築物のイラストで、投影法によって描かれたイラスト』を、テクニカルイラストと定義するのが無難なところだと思います。
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